鹿島灘サーフでヒラメが釣れるおすすめの時間
こんにちわ。
今週は天気が悪いですね。
悪天候のため、釣りの予定がキャンセルになりました。
時間を持て余しているので自分の釣果を整理してみることに。
一般的に釣れると言われる時間で本当に釣れているのか。
今回は鹿島灘のサーフヒラメについて見ていきましょう。
ヒラメ釣りに適した時間
マズメ時
最初に思いつくのが、日の出前後の朝マズメ、日没の夕マズメではないでしょうか。
理由は、プランクトンにあります。
プランクトンが活発化し、捕食のため小魚が集まってきます。
これに伴いヒラメも接岸するのでしょう。
潮止まり前後
1日2回ずつ起こる満潮・干潮。
満潮→干潮、干潮→満潮に切り替わる時が潮止まりと言われます。
この潮止まり前後は狙い目とされています。
釣れた時間と考察
釣れた時間は下記の通り。
データ量が少なく、あまりあてにはならないので、
あくまで参考程度に笑
6月 小潮 釣れた時間:8:07 満潮:8:30
7月 大潮 釣れた時間:10:52 干潮:10:30
9月 小潮 釣れた時間:7:36 干潮:?
9月 中潮 釣れた時間:6:10 満潮:6:00
10月 中潮 釣れた時間:10:27 満潮:8:00
11月 大潮 釣れた時間:8:46 干潮:9:00
12月 大潮 釣れた時間:14:44 満潮:14:30
大体潮止まり前後1時間以内に釣れていることがわかります。
上潮→下潮、下潮→上潮どちらかに偏っているわけではないようです。
今シーズンは日の出前からの釣行が多かったですが、
いわゆる朝マズメ(日の出)に釣れたことはありません。
(私が下手なのはわかっています笑)
釣り仲間の釣果も日中の潮止まり付近が多い印象です。
柴田らの論文1)でも、特定の潮流(上潮、下潮)の時刻にヒラメの離底頻度が高くなるが、
一定の流向時に離底頻度が高くなるわけではないことが報告されていました。
また、大潮より小潮の方が離底頻度が高かったようです。
さらに、この論文にはヒラメが潮汐流を利用し移動しており、
日中の離底は索餌を目的としている可能性があると推察していました。
ちなみに、8~9時、17時に離底頻度がピークだったようです。
瀬戸内海中西部におけるヒラメ成魚の周年の行動特性
つまり学術的にも、ヒラメは潮の流れを利用し移動する可能性が高いということですね。
変化がある潮止まり前後はやはりチャンスタイムですね。
もちろん季節、海域により差があるので、上記内容が全てのヒラメにあてはまるわけではありません。
まとめ
鹿島灘サーフでヒラメを効率よく狙うには、
大潮より中潮・小潮、潮止まり一時間前後を狙うと良いかもしれません。
また地域により、ヒラメが離底(索餌)している時間帯があるかもしれません。
それを見つけるのも楽しみの一つですね。
来シーズンは夕マズメにも挑戦したいと思います。
本記事の内容はあくまで私の経験則ですので参考程度に。
参考文献
1) 柴田ら. 2009. 瀬戸内海中西部におけるヒラメ成魚の周年の行動特性.水産海洋研究 73(2) 67-79.